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オリックスが阪神・矢野について本格的な調査を開始したことがデイリースポーツの取材により分かった。矢野は今季右ひじ手術からの復帰に苦しみ出場は30試合。打席数も少なく、打率こそ・307だが、2本塁打、8打点に終わった。
それでもオリックス首脳と、阪神監督時代を含めて当然矢野をよく知る岡田監督はまだ十分に100試合近くスタメン出場できると判断したもようだ。特に03、05年のリーグ優勝に正捕手として貢献したリード面に衰えはないとみている。同時に若い捕手への教育面でも期待できる。
しかし、矢野が来季も阪神で現役を続ける場合、1軍での“出番”は限りなくゼロに近くなる。城島が阪神入団会見でフルイニング出場を誓い、その“恋人”を三顧の礼で迎えた形の阪神首脳、現場の真弓監督もそれを公認しているからだ。
関係者によると、岡田監督が最も懸念しているのはその点だという。矢野は来季を41歳で迎えるとはいえ、故障さえなければ単純な肉体面での問題はないが、特に捕手というポジションの特殊性からしてもやはり年齢的に1年ずつが勝負になる。そういう大事なシーズンに1試合も出られなければ、リードの実戦勘、モチベーションの急激な低下は避けられない。
それを踏まえた岡田監督は矢野について「もちろん興味は持ってる。興味というより(来季阪神で試合に全く出られなければ)ごっつい心配や」と話しているという。
一方、オリックスの捕手事情は今季に限らず、近年はずっと不安要素を抱えている。今季は主戦の日高が93試合に出場(打率・254、5本塁打、34打点)したが、リード面の評価は決して高くない。他の若手捕手もまだ経験が不足しており、矢野を獲得できるとなれば全力を挙げて獲りに行くのは決定的。今後もタンパリング(事前交渉)に注意し、慎重に調査を進めていく方針だ。
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